がん

がん予防としてのコーヒー浣腸

 

コーヒー浣腸とは浣腸療法の一種であり、オーガニックコーヒーを身体内に「注入」することによって、腸の働きを良くして健康な身体を目指そうというものです。コーヒー浣腸は様々な危険性が指摘されていて、「医療行為には値しない」という意見も多くあります。

 

一時期、「コーヒー浣腸はがんの予防効果がある」といわれていましたが、エビデンス(科学展根拠)に乏しく、安全性にも問題があるため、だんだんとその存在は隅に追いやられていきました。

 

コーヒー浣腸の起源は「ゲルソン療法」にあるといわれています。ゲルソン療法では一日に五回程度のコーヒー浣腸を行うことが推奨されています。ゲルソン療法はがんの因子となり得るものを可能な限り取り除くことで、「がんに抗する身体」を目指す代替療法です。

 

コーヒー浣腸の目的は「腸内に居座っている毒素や老廃物を体外に排出することで健康的な身体を目指す」というものです。大腸がんの予防のためには、なるべく腸内に老廃物がとどまる期間を減らすことが望ましいといわれています。「腸内環境を整えることで様々な病気の予防になる」というのは概ね事実です。

 

コーヒー浣腸はがん予防だけではなく、ダイエットのために行われるケースも少なくありません。近年の「デトックスブーム」の影響もあって、コーヒー浣腸は再び注目を集めています。

 

しかし、コーヒー浣腸には様々な危険性が潜んでいます。コーヒー浣腸を継続的に行うことで、感染症や大腸炎などの様々な症状を引き起こすこともあります。また、最悪の場合は死に至るケースもあります。

 

現在では、コーヒー浣腸は市販のキットなどを用いて、「自己責任」で行う以外の方法はほとんどありません。コーヒーを飲料として摂取する分にはある程度のがん予防効果が認められていますが、コーヒー浣腸による「健康増進効果」については不明な点がまだまだたくさんあります。

 

コーヒー浣腸を継続的に行っている人は世界中でたくさんいますが、「がん予防」として行うには、リスクが高いといえます。

 

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