がん

肝臓がんとウイルス

 

日本人の肝臓がんの原因は、約80パーセントがウイルスによるものだといわれています。ウイルスに感染した場合、長い年月をかけて肝臓に炎症を引き起こし、肝臓がんに成長していきます。

 

肝炎ウイルスの90パーセントが、「血液経由」のものであるといわれています。これは輸血の際に注射針を使いまわしたり、血液製剤などの医薬品が原因であるとされています。

 

現在、日本にはおよそ300万人の肺炎・ウイルス感染者がいるといわれています。しかし、新たにウイルス感染するといったケースはほとんどないそうです。これは感染防止策が徹底されたためです。

 

しかし、感染防止策が徹底される以前(主に1990年代より前)に感染して、気づかずにそのまま生活している人が非常に多いといわれています。その場合、血液検査などを受けた後に、ウイルス駆除などの治療が必要です。

 

また、肝臓がんはウイルスによる感染のほかに、アルコールの過剰摂取によるものや、高脂肪の食事を摂取しつづけることで引き起こされる「非アルコール性脂肪肺炎」などが原因となる場合もあります。

 

肝臓がんの予防としては、肝炎ウイルスの有無を調べることがなによりも重要です。

 

がんの種類

胃がんとピロリ菌

 

がんの原因として、喫煙の次に挙げられるのが「感染」です。日本では、細菌やウイルスなどの感染が原因で引き起こされるがんは、がん全体の約20パーセントに上るといわれています。

 

感染性のがんは周囲の衛生環境と大きく関係しており、発展途上国などの経済的に豊かではない地域に多いとされています。なぜ、日本では感染性のがんが多いのでしょうか。

 

日本では10代~30代のピロリ菌感染率は40パーセント以下ですが、40代から70代では約80パーセントが、ピロリ菌に感染しているというデータがあります。これは、幼少期に冷蔵庫などの食品保存装置が普及しておらず、新鮮で清潔な食品を摂取する機会が現在と比べて少なかったからだといわれています。

 

また、50代以上の幼少期には、上下水道などのライフラインの整備体制も万全ではなく、井戸水などの衛生状態の良くない水分を摂取しなければならなかったというケースも少なくありませんでした。

 

一般的に食塩摂取量の多い人ほど、胃がんになりやすいといわれています。胃がんの発生要因としては遺伝的なものより、環境的な要因が多いそうです。日本では漬物や味噌汁など、塩分を過剰摂取しやすい文化が浸透しているので注意しなければなりません。

 

ピロリ菌に感染している場合、必ず除菌しなければならないというものではなく、感染しているほとんどの人は平穏無事な生活を送っています。

 

しかし、感染が長期間にわたると、胃の粘膜へのダメージが蓄積されて、胃がんなどの病気を引き起こす原因となります。神経質になる必要はありませんが、胃がん予防という意味では除菌するのがベストといえます。

 

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