がん

小児がんについて

 

日本では毎年、小児がんに2000人以上が罹患しているといわれています。厚生労働省の調査によると、5歳~9歳では死亡原因で2位、10歳~14歳では「不慮の事故」をわずかに上回って1位となっています。

 

成人に多く見られるがんは内蔵表層の粘膜から発生するといわれていますが、小児がんの場合は、身体の深層部分(骨・神経・血液など)から発生する、いわゆる「肉腫」が代表的なものです。

 

成人のがん罹患原因では「生活習慣の悪化」などが代表的ですが、小児がんの場合、この例はほとんど見られません。また、成人が罹患する多くのがんと違い、身体の深層部に出来るがんは早期発見が難しいといわれています。

 

小児がんの特長として、「進行がとても速い」ということがあります。小児がんの罹患が確認された時点で、すでに完治が難しいというようなケースも少なくありません。成人が罹患するがんと違い、小児がんは自己防衛することが難しいがんです。

 

しかし、小児がんは成人が罹患するがんと比べて、抗がん剤などの化学療法や、放射線療法の効果が高いといわれています。また、がん細胞が自然消滅する「自然消退」と呼ばれる現象も確認されています。

 

現在では、小児がんの約70パーセントが治るといわれています。しかし、子供の頃に受けた治療によって、深刻な後遺症を抱えたまま生活している、元小児がん患者も少なくありません。

 

少子高齢化に拍車がかかる今、こどもの生命を脅かす小児がん対策のグレードアップを、個人や社会全体で推進していかなければなりません。

 

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