がん

スキルス胃がんについて

 

スキルス胃がんは、胃がんの一種です。一般的にスキルスといえば、スキルス胃がんのことを指します。スキルス胃がんは、胃がんの中でも発見が遅れやすく、進行が早いのが特徴です。

 

スキルスという言葉には、「硬い腫瘍」という意味があります。スキルスは、悪性腫瘍にみられる間質が多いがんの一種であり、びまん性に浸潤していくもののことを指します。びまん性というのは、一面に広がり満ちる、はびこるという意味です。

 

びまん性を持つスキルスは、一所にどどまらずに、正常組織に染み渡るように浸潤していきます。病変の表面が正常組織に覆われていたりするため、内視鏡などで観察しても、異常を発見しにくいという特徴があります。

 

通常のがんは、粘膜面で発生して、周りの組織へ浸潤しながらかたまりを作ります。隆起する形でがんが現れるので、検査をすれば高確率で発見することができます。しかしながら、スキルス胃がんの場合、粘膜の下を這うようにして広がっていくので、検査をしても容易に発見することはできません。

 

スキルス胃がんの初期症状として、食欲不振や胃もたれなどがありますが、それらの症状をスキルス胃がんの症状だと思う人は少ないです。スキルス胃がんがある程度進行して、胃全体が硬くなった後に、「重大な違和感」を感じて医療機関を受診する人が大多数です。

 

がんの種類

腺がんについて

 

腺がんとは、上皮性の悪性腫瘍の一つであり、腺組織に由来するがんです。腺がんは、特定の臓器だけではなく、各臓器の分泌腺組織に発生するがんのことを指します。

 

一口に腺がんといっても様々であり、肺腺がん・肝臓腺がん・膵臓腺がん・リンパ腺がん・子宮腺がん・精のう腺がん・胃腺がんなどの様々な種類のものがあります。腺がんは、身体中のあらゆる臓器に発生します。

 

腺がんというのは、がん細胞がある程度分化していて、がん実質の構造が一般的上皮構造に類似している群のうち、腺上皮に類似しているものを指します。がん細胞が管腔を囲んで腺様構造を示すものを腺がんと呼んでいるわけです。腺状構造の型によって、管状腺がんや腺房状腺がん、濾胞状腺がんや乳頭状腺がんなどの種類に分類されます。

 

腺がんの母組織は、文字通り「腺」です。腺というのは、特定の物質を分泌・排泄する細胞組織です。腺がんはあらゆる臓器に発生しますが、中でも、胃・腸・肺・乳腺・甲状腺・子宮に発生しやすい傾向にあります。

 

腺がんに相当する腺の良性腫瘍のことを「腺腫」といいます。腺腫の中でも、生物学的に悪性の状態を示すものを「悪性腺腫」と呼んでいます。良性腺腫の場合、他の組織に浸潤することはありません。ですが、腺がんの場合、固形がんと同じように浸潤して転移する可能性があるので注意が必要です。

 

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