がん

「どこまでの情報を伝えてほしいか」を医師にしっかりと伝えることが大切

 

がん患者に限らず、患者の中には、「医師が伝える情報」に敏感な人も少なくありません。そのような人は、「医師がこういう情報を伝えたということは、こういうことなのではないか」というように、情報の裏に隠されているものを自然と勘ぐってしまうのです。

 

もちろん、医師が伝える情報の裏を探ることは大切です。医師が伝える情報を「額面通り」に受け取ってしまうと、後に医療訴訟などのトラブルに発展する可能性が高くなります。医師側が伝える情報をただ受け取るのではなく、患者側で「情報の取捨選択」を行わなければなりません。

 

医師側と患者側の齟齬を少なくするためには、患者側が「どこまでの情報を伝えてほしいか」を医師側にしっかりと伝える必要があります。「医師は医療のプロフェッショナルなのだから、情報の伝え方には習熟しているはずだ」というのは患者側の勝手な思い込みに過ぎません。医師もまた人間である以上、完璧な存在ではないのです。

 

どこまでの情報を伝えてほしいかを医師側にしっかりと伝えれば、医師側は、それぞれの患者の性質に合った情報を提供してくれます。その上で、「もっと詳しい情報が知りたい」と思うのであれば、セカンドオピニオンなどを受ければ良いのです。

 

ただ、セカンドオピニオンというのは患者に認められた権利ですが、「気軽にほいほいと受けるもの」ではありません。まずは、目の前の医師との意思疎通を良好に行うように努めることが大切です。セカンドオピニオンは、「やるべきことをやった患者に対する救済策の1つ」であるということを忘れないようにしましょう。

 

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一人一人の身体の構造は違う

 

普段の生活ではほとんど意識することはありませんが、一人一人の身体の構造は違います。この事実を忘れたまま生活していると、様々な不都合が生じる可能性が高いので注意が必要です。

 

一人一人の身体の構造が違うということは、一人一人の「正しい身体の構造」も違うということです。例えば、35度が平熱の人もいれば、37度が平熱の人もいます。体温が36度の場合、前者の人にとっては高熱ですが、後者の人にとっては低熱です。このように、人によって「正しさの範囲や程度」は大きく異なります。

 

世の中には、検査結果に一喜一憂している人も少なくありません。しかしながら、検査結果というのは、あくまでも平均値をもとにして算出しているものなので、「唯一絶対の指標」ではないのです。「検査結果というのは、相対的な指標である」ということを忘れてはいけません。

 

これは医療の分野に限らず、あらゆる分野についても言えることですが、数字上の結果に振り回されることは非常に危険です。医療の分野の場合、数字上の検査結果よりも、目の前の患者の身体実感の方が遙かに重要です。

 

大事なのは、数字に人間の身体を合わせることではありません。人間の身体を良好な状態に保つように努めた結果、数字が良くなるというのが理想です。「数字というのは、追い求めるものではなく、付いてくるものである」ということを常に意識しておくことが大切です。

 

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